ヒューマンライフコードは創業時より、細胞治療のソースとして胎盤と胎児をつなぐ組織である臍帯(へその緒)の可能性に着目し、臍帯(へその緒)から抽出される間葉系細胞を再生医療等製品として薬事承認取得、製品化し、必要とする患者さんとそのご家族のもとへ一日も早くお届けすることを目指しています。本事業は、東京大学医科学研究所附属病院 臍帯血・臍帯バンク/体性幹細胞研究分野 准教授 長村登紀子先生による臍帯研究にかかる発明に関する特許、技術、ノウハウの実施許諾に基づくものです。
本事業活動を通して、へその緒から紡ぐ命のきずなを、従来の医療では救えなかった疾患に苦しむ患者さんの生きる希望へつないでまいります。
間葉系細胞(MSCs)は、人間の体内に広く存在します。炎症や組織傷害のある部位へ遊走し、免疫調整や組織修復に効果を発揮することが知られています。これらの効果は、MSCs自体の働きに加え、MSCsから分泌されるサイトカインやエクソソームを介した作用もあると考えられています。
東京大学医科学研究所附属病院臍帯血・臍帯バンク (IMSUT CORD) による臍帯(へその緒)の分譲、東京大学医科学研究所との共同研究、ロート製薬株式会社、アルフレッサ株式会社への業務委託、持田製薬株式会社との共同事業化契約等、外部機関、企業とのパートナーシップのもと、原材料である臍帯(へその緒)の入手から細胞製品の製造、施設への物流に至るまで、ヒューマンライフコードが一気通貫のサプライチェーンを統括管理・運営する体制を構築しています。
2021年9月に東京大学医科学研究所内に細胞加工製造施設が稼働。マスターセルおよび一定量の製品の製造をカバーします。
ヒューマンライフコードによる臍帯由来間葉系細胞製品の研究開発、製造、商業化の事業は、当社ミッションに共鳴くださっている各種機関、企業等との協働により推進しています。