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造血幹細胞移植後の特発性肺炎症候群に関する多施設共同観察研究結果が学術誌に掲載

~高い致死率と治療の現状を示し、新規治療法開発の必要性を示唆~

世界に先駆けて、臍帯由来間葉系間質細胞の再生医療等製品としての実用化と普及を目指すヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「当社」)は、造血幹細胞移植後の非感染性肺合併症(以下「NIPCs」)の一つである特発性肺炎症候群(以下「IPS」)に関する多施設共同観察研究の結果が、日本造血・免疫細胞療法学会雑誌に掲載されたことをお知らせいたします。

■背景および概要
造血幹細胞移植は、多くの血液疾患に対する有効な治療法である一方、移植後には様々な合併症が発生することが知られています。中でもIPSは、急速に進行し生命予後に大きな影響を及ぼす重篤な合併症であるものの発症頻度が低い希少疾患であることから、その疾患経過や予後に関する詳細な臨床データは限られており、新たな治療法開発における大きな課題となっていました。このような背景を踏まえ、本研究では、国内5施設において、造血幹細胞移植後にステロイド依存性または抵抗性を示す進行性のIPSと診断された患者を対象に、事前に定めた観察項目および検査項目について、各施設の医療記録から疾患経過および予後について後方視的(レトロスペクティブ)に解析を行いました。

■結果
本研究において、29例の患者を対象に解析を行った結果、主要評価項目である調査起点日後56日目の全生存率は37.9%(11/29 例)であり、副次評価項目である調査起点日後100日目の全生存率は27.6%(8/29 例)でした。また、追跡期間終了までに82.8%(24/29例)の患者が死亡しており、そのうち死因がIPSと判断された患者は22例でした。

筆頭著者である藤井伸治先生(岡山大学病院輸血・細胞療法部 准教授)は以下のように述べています。
「本研究の結果は、ステロイドが奏功しないIPSの治療において有効な二次治療がないという現状の課題を浮き彫りにしており、IPSの治療が依然として困難であることを示している。IPSの予後改善のためには、新規治療法の開発が望まれます。」

■今後の展望
現在開発中の臍帯由来間葉系間質細胞「HLC-001」について、造血幹細胞移植後にステロイド抵抗性を示すIPSを対象とした第Ⅲ相試験を進めており、1日でも早く患者さんに新たな治療選択肢をお届けできるよう、「HLC-001」の再生医療等製品としての実用化に向けた取り組みをより一層推進してまいります。
 


 
【論文情報】
・掲 載 誌:日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 第15巻 第2号
・タイトル:「ステロイド依存性または抵抗性の造血幹細胞移植後特発性肺炎症候群に関する多施設共同後方視的観察研究」
・著  者 :藤井伸治、玉置雅治、土岐典子、堺田惠美子、賀古真一、神原由依、畑野かおる、藤原慎一郎
・U R L :https://www.jstage.jst.go.jp/article/tct/15/2/15_25-030/_article/-char/ja
 
【プレス資料PDF】造血幹細胞移植後の特発性肺炎症候群に関する多施設共同観察研究結果が学術誌に掲載
 
 

【本件に関するお問い合わせ先】
ヒューマンライフコード広報担当:林
E-mail: info@humanlifecord.com / TEL: 080-4671-0405
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