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ヒト臍帯由来間葉系間質細胞から分泌される細胞外小胞のサルコペニア治療応用の可能性 研究成果が国際学術誌に掲載

 世界に先駆けて臍帯由来の間葉系間質細胞を再生医療等製品として実用化を目指すヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「当社」)は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院医学系研究科との産学協同研究講座「ヒューマンライフコード応用細胞医療学講座」において実施した研究成果が、2025年7月28日付で国際学術誌「Stem Cell Research & Therapy」オンライン版で公開されましたので、お知らせいたします。
 
 加齢に伴い全身の筋肉量が減り、筋力や運動機能が低下する病態であるサルコペニアを対象とした本研究において、サルコペニアのモデル動物の一つである老化促進マウス (Senescence-Accelerated Mouse prone 10: SAMP10) を用いて、ヒト臍帯由来間葉系間質細胞(UC-MSCs)が分泌するエクソソームなどの細胞外小胞の治療効果および作用メカニズムを検証しました。その結果、UC-MSCs由来の細胞外小胞を投与することにより、以下のような多面的な効果が確認されました。
・筋力と持久力の改善
・筋線維サイズおよび筋重量の増加
・筋細胞のミトコンドリア再生の促進
・筋細胞のアポトーシスの抑制
 
 これらの結果は、UC-MSCs由来の細胞外小胞の投与が、サルコペニアに対する有望な治療手段となる可能性を示唆するものであり、将来的な臨床応用が期待されます。
 当社はこれまで、名古屋大学との共同研究において、UC-MSCsの治療応用に関する研究成果を発表してまいりましたが、今回の研究はその延長線上に位置づけられるものであり、細胞本体に加えて、細胞が分泌する細胞外小胞の有用性を示す新たな知見となりました。
 
 高齢化が進む日本において、健康寿命延伸は喫緊の課題です。当社は、今後も臍帯由来細胞や細胞外小胞の医療応用に関する研究開発を推進し、人々のQOL向上と持続可能な社会への貢献を目指してまいります。
 
【論文情報】
・掲載誌:Stem Cell Research & Therapy
・論文タイトル:Human umbilical cord-derived mesenchymal stromal cell exosomes ameliorate aging-associated skeletal muscle atrophy and dysfunction in SAMP10 mice
・共著者:Zhe Huang, Limei Piao, Xiangkun Meng, Aiko Inoue ,Kazuhiro Hitomi, Hiroyuki Umegaki, Masafumi Kuzuya, Xian Wu Chen
・URL:https://stemcellres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13287-025-04477-1
 
■サルコペニアについて
サルコペニアは加齢に伴い全身の筋肉量が減り、筋力や運動機能が一定以上に減少する病態であり、様々な日常生活動作に支障をきたす原因となります。国内では65歳以上の高齢者の8人に1人がサルコペニアを患っており、年齢が上がるにつれてその数は増加し、社会の急速な高齢化に伴うサルコペニアの患者数増加が懸念されています。近年に発生した新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の中、特に重症化しやすい高齢者は外出を伴う活動自粛の推奨の影響を受け、身体的な活動を激減させ身体機能の悪化を引き起こし、サルコペニアの進行が危惧されてきました。現在の治療法としては運動と栄養療法が中心であり、薬剤を使用した治療方法は確立されておりません。
 
 
【プレス資料PDF】ヒト臍帯由来間葉系間質細胞から分泌される細胞外小胞のサルコペニア治療応用の可能性
 
 

【本件に関するお問い合わせ先】
ヒューマンライフコード広報担当:林
E-mail: info@humanlifecord.com / TEL: 080-4671-0405
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