臍帯(へその緒)に含まれる間葉系細胞を活用した製薬事業を展開するスタートアップ、ヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長兼CEO:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「ヒューマンライフコード」)は、東京科学大学との共同研究を通して臍帯(へその緒)由来間葉系細胞(臍帯由来MSC)の治療効果を検討し、臍帯由来MSC の免疫調節メカニズム、さらに、自己免疫疾患モデルでの治療の可能性を見出しました。
両者は共同で、この知見を難治性自己免疫疾患を持つ小児から大人まで患者さんにひろく届け、難治性自己免疫疾患の早期診断と最適治療の実装を目指し「生涯免疫医療実装講座」を2024年7月1日付にて設置。大学を通じて利用可能となる自己免疫疾患レジストリや診療データ、バイオバンクを活用し、効果的な治療選択肢としてヒューマンライフコードが有する臍帯由来MSCを開発につなげています。
この度、当講座の発足の意義についてお伝えするとともに、難病治療研究、及び社会実装における課題とその解決法について提言させていただく、有識者によるメディア様向けラウンドテーブルを開催いたします。
多くのハードルのある難病治療研究、及び、その成果を基にした治療法の社会実装において、それぞれの役割を果たす、
①自己免疫疾患治療の研究を担うアカデミア 東京科学大学
②難病治療法の情報交換ができる医師ネットワークを構築する株式会社Medii
③自己免疫性疾患の臍帯由来の新治療薬を開発するヒューマンライフコード株式会社
の三者が集い、提言、及び意見交換を行います。
ご多忙と存じますが、ぜひ、ご取材のご検討をいただけますよう、お願い申し上げます。
【プレス資料PDF】メディア様向けラウンドテーブルのご案内
【登壇者プロフィール】
■東京科学大学(https://www.tmd.ac.jp/)
産業創生研究院 医療工学研究所・生涯免疫医療実装講座ジョイントリサーチ講座教授 森 雅亮
小児リウマチ・膠原病、小児感染症全般が専門分野。 平成7年~平成10年まで、米国シンシナティ大学免疫学教室に国外留学。 平成12年に医学博士取得。 専門医は、日本小児科学会、日本リウマチ学会、日本感染症学会、日本アレルギー学会、日本化学療法学会で取得。
■株式会社Medii(https://medii.jp/)
代表取締役医師 山田裕揮
和歌山県出身。慶應義塾大学 医学部医学研究科卒。日本リウマチ学会専門医・指導医。自身が不治の難病患者となり、免疫難病の専門医となったものの、一人で診られる専門領域や地域は限られていた事実に直面。当事者として強く課題を感じたため、現在では日本最大となる医師専用オンライン専門医相談サービスである「E-コンサル」を運営し、限られたエキスパート専門医の知見の最大化に取り組んでいる。
■ヒューマンライフコード株式会社(https://humanlifecord.com/)
代表取締役社長、農学修士、経営学修士 原田 雅充
旧通産省工業技術院生命工学工業技術研究所を経て、岐阜大学大学院生物資源利用学遺伝子工学を修了(農学修士)、日本化薬(株)、アムジェン(株)にて臨床開発に従事する傍ら、東京大学医科学研究所にて急性白血病に対する新規薬物送達の研究、セルジーン(株)にて血液がん治療薬の自社販売体制を構築、市場導入成功に貢献。米国での小児患者との出会いをきっかけに起業を決意しニューヨークへ、MBA(経営修士)取得。帰国後、シンバイオ製薬(株)執行役員、営業・マーケティング本部長を経て、2017年4月にヒューマンライフコード(株)を創業。