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サルコぺニアに関する研究成果を学会で発表
~臍帯由来間葉系細胞を用いたステロイドミオパチー治療の可能性~

 世界に先駆けて臍帯(へその緒)由来の間葉系細胞を再生医療等製品として実用化を目指すヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「当社」)は、2023年11月4日(土)に御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催された、第10回日本サルコペニア・フレイル学会大会にて、「ステロイド投与による筋力低下モデル動物を用いた臍帯由来間葉系細胞による治療効果の検討」と題した発表を行いました。当日、発表内容について、ご参加の研究者の方々とモデル動物の特長、動物試験結果を踏まえた、ステロイドミオパチーに対する新しい治療方法の開発可能性について、活発な意見交換が行われました。
 
    
 
【演題・発表者】
演題:ステロイド投与による筋力低下モデル動物を用いた臍帯由来間葉系細胞による治療効果の検討
発表者:人見一寛1), 山本由紀1),山田眞路1) 
1) ヒューマンライフコード株式会社
 
【発表内容】
 これまでに、ヒト臍帯由来間葉系細胞(Umbilical Cord-derived Mesenchymal Stromal Cells:UC-MSCs)のサルコペニアに対する治療効果の検証のため、老化促進マウスを用いた検討を行い、骨格筋機能低下の抑制を示唆する結果が得られています。本研究では、加齢以外の要因で生じる二次性のサルコペニアに対するUC-MSCsの治療効果の検証を目的とし、ステロイド投与による筋力低下(ステロイドミオパチー)のモデルを作成し、UC-MSCS投与の効果を検討しました。
マウスにステロイドを投与し惹起したステロイドミオパチーモデルに対するUC-MSCs投与の効果を評価しました。その結果、ステロイドミオパチーを誘導した群では、握力の低下が認められました。一方で、ステロイドミオパチー誘導後、UC-MSCsの投与2週間の時点にて、握力の改善が認められました。
 
 本試験において、UC-MSCsを投与することで、ステロイドミオパチーモデルにおける骨格筋機能低下の抑制傾向が見いだされました。今後さらなる検討を重ねることで、UC-MSCsのステロイドミオパチーに対する有効な治療法となることが期待されます。

 
【プレス資料PDF】サルコぺニアに関する研究成果を学会で発表
 

<本件に関するお問い合わせ先>
広報担当 林
E-mail: info@humanlifecord.com / TEL: 080-4671-0405
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