Human Life CORD JAPAN

お知らせ

新型コロナウイルス感染症 重症患者に対する 第Ⅰ相臨床試験で臍帯由来間葉系細胞の安全性を確認

 臍帯(へその緒)の細胞で世界に先駆けて医薬品化を目指すヒューマンライフコード株式会社(代表取締役社長:原田 雅充、所在地:東京都中央区、以下「当社」)は、新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」)に伴う急性呼吸窮迫症候群(以下「ARDS」)を対象とした第Ⅰ相臨床試験(以下「本治験」)にて、最終被験者への投与と主要観察が完了し、2022 年 6 月 29 日に実施された効果安全性評価委員会にて、臍帯由来間葉系細胞(以下「HLC-001」)が安全に投与されたことが確認されましたので、お知らせいたします。
 
 本治験の結果、ARDS を合併した COVID-19 に対する HLC-001 の 2×10⁶個/kg、週 2 回計 4 回投与にて、いずれの症例でも重篤かつ HLC-001 と因果関係のある副作用はみられず、かつ室内気で SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)が維持できるまで回復し、治療効果が期待されました。
 
 本件について、当社の代表取締役社長の原田雅充は次のようにコメントしています。
「治験の組み入れには長期間に渡り困難を極めましたが、ご尽力いただいた先生方と医療従事者の皆
様、そして何よりも被験者となってくださった患者さんのご協力を頂戴した賜物です。この第Ⅰ相臨床
試験の 1 例 1 例の結果、及び先行研究の結果と共に急性炎症性疾患に対する HLC-001 の有効性と安全
性に関するエビデンスを着実に積み上げてまいります。」
 
 当社は、新たな治療の選択肢を待っている患者さんを第一に考え、臍帯由来間葉系細胞の一日でも
早い製品化を目指してまいります。
 
■本研究への支援
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品
等開発推進研究事業の一環として行われました。

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